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Looopでんきの評判は?電気代の節約につながる仕組みとメリット・デメリットを解説
毎月の電気代が気になり、現在契約している電力会社からの切り替えを検討している方もいるのではないでしょうか。電気料金は、契約している料金プランや使用電力量だけでなく、電気を使う時間帯や各種制度に基づく費用などによっても変わります。
電力会社を選ぶ際には、単純に広告で紹介されている料金の安さだけを見るのではなく、料金がどのように計算されるのか、どのような割引制度があるのか、契約後に注意すべき点は何かを確認することが大切です。
今回紹介する「Looopでんき」は、株式会社Looopが提供する電力サービスです。家庭向けの「スマートタイムONE(電灯)」は、電力市場の価格に連動して電力量料金の単価が30分ごとに変動する仕組みを採用しています。
この料金体系の特徴は、電気を使用する時間帯によって電力量料金が変わることです。例えば、料金単価が比較的低い時間帯に洗濯機や食洗機などを使うよう調整できれば、電気の使用量を大きく減らさなくても、電力量料金を抑えられる可能性があります。
こうした取り組みは「ピークシフト」と呼ばれます。電気の使用が集中する時間帯から別の時間帯へ使用を移すことで、電気の使い方を工夫する考え方です。
一方、市場連動型の料金プランでは、電力市場の価格が高くなると、電力量料金の単価も上昇する可能性があります。電気を使う時間帯を自由に調整できる家庭と、決まった時間に電気を使う必要がある家庭では、利用のしやすさが異なります。そのため、Looopでんきに切り替えれば、すべての家庭で電気代が安くなるとは限りません。
また、電気料金を比較するときには、電力量料金だけでなく、契約電力に応じた費用や再生可能エネルギー発電促進賦課金なども含めて考える必要があります。キャンペーンや割引についても、適用条件や実施期間を確認することが重要です。
この記事では、Looopでんきの基本情報、料金の仕組み、メリット・デメリット、キャンペーン、契約前の注意点を詳しく解説します。さらに、異なる運営会社が提供する電力サービスとの比較を通じて、料金体系やサービス内容の違いを整理します。
電気代を見直したい方が、自分の家庭の電気使用量や生活スタイルに合うサービスを検討できるよう、具体的な判断材料を紹介します。
1. Looopでんきの基本情報

商品概要
Looopでんきは、株式会社Looopが提供する電力小売サービスです。家庭向けの主な料金プランである「スマートタイムONE(電灯)」は、市場連動型の料金体系を採用しています。
市場連動型とは、電力市場の価格を反映して電力量料金の単価が変動する仕組みです。スマートタイムONEでは、電力量料金の単価が30分ごとに変わるため、同じ量の電気を使用しても、使用した時間帯によって電力量料金が異なる場合があります。
一般的な電気料金プランでは、契約容量や月間の使用電力量などを基準として料金が計算されます。一方、スマートタイムONEでは、電気を使う時間帯も料金を左右する要素になります。
例えば、電力市場の価格が比較的低い時間帯に家電を使用すれば、電力量料金を抑えられる可能性があります。反対に、市場価格が高い時間帯に電気を多く使うと、電力量料金が高くなる可能性もあります。
Looopでんきでは、アプリやWEBサイトを通じて料金単価を確認できる仕組みが用意されています。料金単価を確認しながら、洗濯機や食洗機などの使用時間を調整することで、家庭の生活スタイルに合わせたピークシフトを検討できます。
また、Looopでんきは、一般送配電事業者の送電網を利用して電気を供給する仕組みです。電力会社を切り替えても、送電網そのものが切り替え先の会社独自のものに変わるわけではありません。
契約を検討する際には、料金プランの特徴だけでなく、供給エリア、契約条件、料金の計算方法、割引の適用条件などを確認することが大切です。
Looopでんきの特徴
1. 30分ごとに電力量料金の単価が変動する
スマートタイムONEの大きな特徴は、電力市場の価格に連動して電力量料金の単価が30分ごとに変わることです。
電力市場の価格は、電力需要や供給状況、天候、太陽光発電などによる発電量の変化といった要因の影響を受けます。そのため、時間帯によって料金単価が低くなることもあれば、高くなることもあります。
例えば、太陽光発電による電力供給が多い時間帯などでは、市場価格が低くなる場合があります。ただし、天候や電力需給の状況によって変動するため、特定の時間帯が常に安いとは限りません。
料金単価が低い時間帯に電気を使うよう調整できれば、電力量料金を抑えられる可能性があります。反対に、料金単価が高い時間帯に電気の使用が集中する場合には、想定していたよりも電気代が高くなることも考えられます。
そのため、契約前には市場連動型の仕組みを理解し、料金が変動することを前提に家計管理を考えることが重要です。
2. アプリやWEBサイトで料金単価を確認できる
Looopでんきでは、アプリやWEBサイトを通じて料金単価を確認できる仕組みが用意されています。
市場連動型の料金プランでは、料金単価を確認できることが、電気の使い方を工夫するうえで重要です。単価の変動を把握できれば、家電を使用する時間帯を検討しやすくなります。
例えば、洗濯機や食洗機など、使用時間を比較的調整しやすい家電について、料金単価を確認して稼働時間を決める方法があります。タイマー機能を活用すれば、家事の時間を大きく変えずに取り組める場合もあります。
ただし、料金単価を頻繁に確認することが負担になる方もいるでしょう。家族の生活時間や仕事の都合などで家電の使用時間を変えにくい場合は、時間帯による料金変動が少ないプランも比較することをおすすめします。
3. 解約手数料が0円で、契約期間の制限がない
Looopでんきの案内では、スマートタイムONEについて、解約手数料が0円で、契約期間の制限もないとされています。
電力会社を切り替える際には、契約期間や解約時の費用が気になる方もいるでしょう。解約手数料がかからず、契約期間の制限もないことは、契約条件を比較するうえで確認したいポイントです。
ただし、電気契約に付随する別のサービスやキャンペーンを利用する場合には、個別の条件が設けられている可能性があります。契約前には、適用される約款や重要事項説明の内容を確認しましょう。
4. 電気の使用時間を工夫するピークシフトに取り組める
Looopでんきでは、料金単価の変動を活用し、電気を使う時間帯を調整するピークシフトに取り組めます。
例えば、家電を使う時間を調整できる家庭では、料金単価が比較的低い時間帯を選ぶことができます。電気自動車を充電している家庭や、タイマー機能のある家電を利用している家庭でも、使用時間を見直す余地があります。
ただし、節約を意識するあまり、必要な家事や生活を無理に変更する必要はありません。日常生活に影響しにくい範囲から取り組み、実際の請求額を確認しながら使い方を見直すことが現実的です。
5. 電力市場の価格変動を意識した家計管理ができる
市場連動型の料金プランでは、月間の使用電力量だけでなく、電気を使う時間帯も料金に影響します。そのため、電気の使い方を見直すきっかけになる点も特徴です。
アプリなどで単価を確認することにより、電気を使うタイミングと料金の関係を把握しやすくなります。料金の変化を確認しながら、家電の使い方や生活習慣を調整することも可能です。
一方、単価が高い時間帯を避けられない家庭では、市場価格の変動が家計に影響する可能性があります。料金を細かく管理することに関心がある方には検討しやすい一方、月々の料金の安定性を重視する方は、ほかの料金体系と比較しておくとよいでしょう。
Looopでんきの料金
Looopでんきの料金を比較する際には、電力量料金の単価だけでなく、契約電力に応じた費用や制度に基づく費用も含めて確認する必要があります。
スマートタイムONE(電灯)の料金は、主に次の項目から構成されます。
| 料金項目 | 内容 |
|---|---|
| 電力量料金 | 電力市場の価格に連動する単価などに基づいて計算される料金 |
| 制度対応費 | 契約電力などに応じて発生する費用 |
| 再生可能エネルギー発電促進賦課金 | 国の制度に基づき、使用電力量に応じて加算される費用 |
一般的な電気料金プランでは、契約アンペア数などに応じた基本料金が設定されている場合があります。一方、LooopでんきのスマートタイムONEでは、制度対応費という項目が設けられています。
制度対応費は、契約電力などに基づいて計算される費用です。契約電力の算定には、直近12か月間の電気の使用実績に基づく実量制が採用されています。そのため、契約電力に応じた費用についても確認したうえで、ほかの電力会社と比較することが大切です。
また、再生可能エネルギー発電促進賦課金は、国の制度に基づいて適用される費用です。電力量料金だけを見て比較すると、実際の請求額との間に差が生じる可能性があります。
2026年11月から予定されている制度対応費の改定
Looopでんきは、送配電網の利用料金に当たる託送料金の見直しに伴い、2026年11月1日から制度対応費を改定すると公表しています。
東京電力エリアのスマートタイムONE(電灯)については、契約電力1kWあたり月額120.41円の変更が案内されています。この金額は東京電力エリアについての公表内容であり、ほかの供給エリアでは適用される金額が異なる場合があります。
契約を検討している方は、現在の料金だけでなく、切り替え後に適用される料金体系も確認しておきましょう。制度対応費は契約電力に応じて計算されるため、実際の影響額は契約内容によって異なります。
電気代の具体例を確認するときのポイント
Looopでんきの料金は、電気を使った時間帯や市場価格などによって変動するため、単一の金額だけで判断することは適切ではありません。
例えば、同じ月間使用量でも、料金単価が低い時間帯に多く電気を使う家庭と、単価が高い時間帯に使用が集中する家庭とでは、電力量料金が異なる可能性があります。
比較するときは、次の項目をそろえると判断しやすくなります。
- 月間の使用電力量
- 契約電力や契約容量
- 電気を使用する時間帯
- 電力量料金に適用される単価
- 制度対応費などの追加費用
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
- 適用される割引やキャンペーン
現在の電気料金明細を確認し、過去の使用量や生活時間に近い条件で試算することが大切です。シミュレーションの結果は前提条件によって変わるため、試算額が将来の請求額を保証するものではありません。
おすすめポイント
電気の使用時間を工夫できる
スマートタイムONEは、電気の使用時間をある程度調整できる家庭にとって、料金の仕組みを家計管理に活用しやすいプランです。
例えば、洗濯機や食洗機のタイマー機能を活用し、料金単価が比較的低い時間帯に稼働させる方法が考えられます。電気自動車を充電する家庭では、充電時間を調整することも選択肢になります。
ただし、単価が低い時間帯は市場の状況によって変わります。毎日同じ時間に電気を使えばよいとは限らないため、料金単価を確認しながら、無理のない範囲で工夫することが重要です。
アプリを使って料金単価を把握できる
料金単価を確認できる仕組みが用意されているため、時間帯による料金の違いを把握しやすい点も特徴です。
日々の料金単価を確認することで、どの時間帯に家電を使うか検討する材料になります。電気の使用量を減らすだけでなく、使う時間を移動させる方法も選択肢にできるため、家庭の状況に合わせた取り組みを考えられます。
ただし、単価を確認する手間がかかることや、生活時間を自由に変えられない場合があることも理解しておきましょう。
解約手数料や契約期間の条件を確認しやすい
公式案内では、スマートタイムONEの解約手数料は0円で、契約期間の制限もないとされています。
電気料金プランは、実際に利用してみて初めて自分の生活に合っているか判断できる場合もあります。解約時の条件を確認しやすいことは、契約を検討する際のポイントです。
ただし、切り替えには手続きが必要であり、別途契約しているサービスがある場合には、その条件も確認する必要があります。
割引やキャンペーンを利用できる場合がある
Looopでんきでは、契約者向けの割引制度や期間限定キャンペーンが実施されることがあります。
割引を利用できれば、適用条件に応じて電気代の負担を抑えられる可能性があります。ただし、特典があることだけを理由に契約を決めるのではなく、通常時の料金体系や、キャンペーン終了後の条件も含めて判断しましょう。
キャンペーン・特典
Looopでんきでは、契約者向けの割引制度やキャンペーンが案内されています。ここでは、記事作成時点で確認できる主な内容を整理します。
1. Looopジャンボ
2026年10月1日から12月31日まで、「Looopジャンボ」第2弾が実施されています。
対象は、沖縄を除く全国のスマートタイムONE(電灯)の契約者です。期間中に新規契約した方も対象に含まれると案内されています。
このキャンペーンでは、Looopでんきアプリへのログインなどで抽選チケットを獲得し、抽選結果に応じて電気代の割引を受けられる仕組みが採用されています。
ただし、抽選による特典のため、すべての契約者が同じ割引を受けられるわけではありません。チケットの獲得条件や抽選の仕組み、割引の適用条件などを確認したうえで活用しましょう。
2. おまかせ割
「おまかせ割」は、スマートタイムONE(電灯)の契約者を対象とした割引制度です。2026年3月から提供されています。
この制度では、1か月間で電気使用量が最も多かった1時間を対象とする自動割引と、契約期間に応じた割引が案内されています。
自動割引では、対象となる1時間の電気料金を1kWhあたり1円割り引く仕組みが説明されています。契約期間に応じた割引には、Looopでんきアプリへのログインなどの条件があります。
割引額や適用条件は、実際の契約内容や対象期間によって異なる場合があります。契約時には、対象となる料金項目や割引の計算方法を確認しましょう。
3. おまもりチケット
Looopでんきでは、市場価格の高騰に備えるための「おまもりチケット」も案内されています。
2026年4月3日から2027年3月31日までの対象期間について、スマートタイムONE(電灯)の契約者を対象に、基準単価が60円/kWh以上となった場合に請求単価を40円/kWhに引き下げるチケットが提供されています。
対象エリアは沖縄を除く全国で、アプリからチケットを獲得する仕組みです。チケットには適用期間や割引上限などの条件が設けられています。
この制度は市場価格の高騰時に負担を軽減するための仕組みですが、あらゆる時間帯の料金変動をなくすものではありません。チケットの利用条件を理解し、通常時の料金体系と合わせて検討することが大切です。
キャンペーンを確認するときの注意点
キャンペーンや割引制度は、内容や適用条件が変更される場合があります。また、抽選形式の特典は、必ずしも全員が同じ特典を受けられるものではありません。
契約を判断する際には、特典の有無だけでなく、通常の料金体系、契約電力に応じた費用、電気の使用時間帯による料金変動などを含めて比較しましょう。
利用シーン
Looopでんきは、電気の使い方や生活時間に合わせて、料金単価を意識した家計管理をしたい方に検討しやすいサービスです。ただし、家庭ごとの使用状況によって適性は異なります。
日中に在宅している時間が長い家庭
日中に在宅している家庭では、洗濯や掃除などの家事を行う時間を比較的調整しやすい場合があります。
料金単価を確認しながら、使用時間を移動できる家電を活用することで、電力量料金を抑えられる可能性があります。ただし、日中の単価が必ず低いわけではないため、時間帯を固定せず、実際の単価を確認することが大切です。
家族の人数が多く、電気の使用量が多い家庭
家族の人数が多い家庭では、洗濯機、食洗機、調理家電、給湯設備など、電気を使用する機器が多くなることがあります。
使用量が多い家庭では、料金単価の違いが電力量料金に影響する可能性があります。一方で、家族それぞれの生活時間が異なり、電気を使う時間帯を調整しにくい場合もあります。
そのため、家族全員の予定を大きく変えるのではなく、タイマー機能を活用できる家電などから、無理のない範囲で見直すとよいでしょう。
スマート家電やタイマー機能を活用している家庭
スマート家電やタイマー機能付きの家電を利用している家庭では、電気を使う時間を調整しやすい場合があります。
例えば、洗濯機や食洗機の稼働時間を予約できれば、家事を行う時間を大きく変えずに、料金単価に合わせた使い方を検討できます。
ただし、家電の予約運転には、騒音や安全面、メーカーが指定する使用条件などへの配慮も必要です。料金だけを優先せず、快適さと安全性を保ちながら活用しましょう。
電気代の変動を確認しながら家計管理をしたい家庭
毎月の電気代を見直すことに関心があり、料金単価や使用量を確認する習慣をつけたい方にも、スマートタイムONEは検討対象になります。
時間帯によって料金が変わるため、電気の使い方を振り返り、どのような工夫ができるかを考える機会になります。ただし、料金を細かく確認することが負担になる場合には、料金体系が比較的わかりやすいプランと比べて判断することをおすすめします。
Looopでんきのメリット・デメリット
ここまでの特徴を踏まえて、Looopでんきのメリットとデメリットを整理します。
| 比較項目 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 料金体系 | 料金単価が低い時間帯を活用できる可能性がある | 市場価格の上昇により単価が高くなる場合がある |
| 電気の使い方 | ピークシフトによる節約を検討できる | 家電の使用時間を調整しにくい家庭には負担となる場合がある |
| 単価の確認 | アプリやWEBサイトで単価を確認できる | 料金の変化を把握するために確認の手間がかかる |
| 契約条件 | 公式案内では解約手数料0円、契約期間の制限なし | 別サービスや特典には個別条件が設けられている場合がある |
| 割引・キャンペーン | 契約者向けの割引やキャンペーンがある | 特典によって対象条件や適用期間が異なる |
| 家計管理 | 電気の使用時間を見直すきっかけになる | 毎月の請求額が一定になるとは限らない |
メリットを活用するために大切なこと
Looopでんきのメリットを活用するには、契約前に自分の家庭の電気の使い方を把握しておくことが大切です。
まずは、電気料金明細で月間の使用量や請求額を確認しましょう。次に、電気を多く使う時間帯や、使用時間を調整できる家電があるかを整理します。そのうえで、料金シミュレーションを利用し、現在の契約と条件をそろえて比較すると判断しやすくなります。
また、割引やキャンペーンが適用される場合でも、特典がない通常時の料金について確認しておくことが重要です。特典の期間だけでなく、契約を継続した場合の費用も含めて検討しましょう。
デメリットを理解しておくことも重要
市場連動型プランでは、電力市場の価格が高くなった場合に電力量料金の単価が上がる可能性があります。そのため、月々の電気代が一定であることを重視する方にとっては、料金の変動が気になる場合があります。
また、電気を使う時間を自由に調整できない家庭では、ピークシフトによる節約を取り入れにくいことも考えられます。
契約前には、料金単価が高くなる可能性も含めて検討し、現在の料金プランと比較することが大切です。
Looopでんきが向いている人・慎重に検討したい人
Looopでんきの特徴を踏まえると、次のような観点で適性を考えられます。
検討しやすい人
- 電気を使う時間帯をある程度調整できる人
- アプリやWEBサイトで料金単価を確認することに抵抗がない人
- タイマー機能付きの家電を活用している人
- 電気料金の仕組みを理解しながら家計管理をしたい人
- 契約期間や解約手数料の条件も重視したい人
慎重に検討したい人
- 毎月の電気代が大きく変動しないことを重視する人
- 電気を使う時間帯をほとんど変更できない人
- 料金単価を確認することが負担になる人
- 市場価格の上昇による料金増加を避けたい人
これらは一般的な目安です。実際の適性は、地域、契約電力、使用量、家電の種類、生活時間などによって異なります。
Looopでんきだけで判断せず、ほかの電力サービスの料金体系や契約条件も確認したうえで選択しましょう。
2. Looopでんきと他社電力サービスを比較
電力会社を選ぶ際には、Looopでんきの特徴だけでなく、ほかの会社が提供する料金プランも確認しておくことが大切です。市場連動型の料金プランと、使用電力量に応じて段階的に料金単価が設定されるプランでは、料金の変動要因や利用時の考え方が異なります。
ここでは、株式会社Looopとは異なる事業者が提供する「idemitsuでんき」と「CDエナジー」を比較対象として取り上げます。各社の料金体系、契約条件、割引制度、利用時の注意点を同じ観点から整理します。
なお、電気料金は供給エリアや契約内容によって異なります。以下の金額は特に記載がない限り税込の料金であり、比較対象となる料金プランの適用条件を確認したうえで判断してください。
2-1. idemitsuでんき

商品概要
idemitsuでんきは、出光興産株式会社が提供する電力サービスです。家庭向けには、一般的な電気の使い方に対応する「Sプラン」や、オール電化住宅向けの「オール電化プラン」などが用意されています。
Sプランは、照明や一般家庭向けの電化製品などを使用する家庭を対象とした料金プランです。地域の電力会社が提供する従量電灯プランに近い料金体系を採用し、使用電力量に応じて電力量料金の単価が3段階に分かれています。
LooopでんきのスマートタイムONEが30分ごとの市場価格に連動するのに対し、idemitsuでんきのSプランでは、契約エリアごとに定められた基本料金や電力量料金の単価をもとに料金が計算されます。市場価格に連動して電力量料金の単価が30分ごとに変わる仕組みではないため、料金の考え方が異なります。
また、idemitsuでんきでは、ガソリン車や電気自動車を利用する方を対象とした特典も提供されています。家庭の電気料金だけでなく、車の利用状況も含めてサービスを検討できる点が特徴です。
特徴
1. 使用電力量に応じた3段階の料金体系
Sプランでは、使用電力量に応じて電力量料金の単価が3段階に分かれています。
東京電力エリアのSプランでは、2025年11月1日から適用される料金単価として、最初の120kWhまでが1kWhあたり29.80円、120kWhを超えて300kWhまでが34.76円、300kWhを超える分が37.10円と案内されています。
このように、電力量料金の単価が使用量に応じて段階的に設定されているため、月間使用量を基準に料金を比較しやすい点が特徴です。ただし、基本料金や燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金なども加わるため、電力量料金の単価だけで請求額を判断することはできません。
また、料金単価は供給エリアや適用開始日によって異なります。契約を検討する際には、自分が住んでいる地域に適用される料金表を確認することが重要です。
2. ガソリン車や電気自動車向けの特典がある
idemitsuでんきでは、車の利用状況に応じて選べる「クルマ特割」が用意されています。
ガソリン車向けのコースでは、対象のガソリンや軽油について、給油時の割引が適用される仕組みです。公式案内では、対象燃料が1リットルあたり2円引き、月間の対象数量が100リットルまでとされています。
この条件で12か月間利用した場合、割引額は最大で年間2,400円となります。ただし、対象となる給油やカードなどの条件を満たす必要があります。
電気自動車向けのEVコースでは、電気料金を毎月200円割り引く特典が案内されています。12か月間適用された場合の割引額は年間2,400円です。
車を所有している家庭では、電気料金だけでなく、給油代やEVの充電にかかる費用も含めて検討できます。ただし、特典を受けるための条件や対象となる契約を事前に確認しておきましょう。
3. オール電化住宅向けのプランがある
idemitsuでんきには、オール電化住宅向けの料金プランも用意されています。
オール電化住宅では、給湯設備や調理設備などで多くの電気を使用する場合があります。一般的な家庭向けプランとは電気の使用状況が異なることもあるため、オール電化住宅に対応したプランを比較することが大切です。
ただし、オール電化向けのプランは、供給エリアや設備、契約条件によって適用内容が異なる場合があります。現在の契約内容を確認し、同じ使用量や生活時間を前提に比較しましょう。
料金
idemitsuでんきのSプランは、基本料金と電力量料金を中心に構成されています。これに燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金などが加わります。
東京電力エリアのSプランについて、2025年11月1日から適用される単価を例にすると、次のとおりです。
| 項目 | 東京電力エリア・Sプラン |
|---|---|
| 基本料金(10Aあたり) | 311.75円/月 |
| 電力量料金(最初の120kWhまで) | 29.80円/kWh |
| 電力量料金(120kWh超~300kWh) | 34.76円/kWh |
| 電力量料金(300kWh超) | 37.10円/kWh |
上記は東京電力エリアの料金例です。契約容量が6kVA以上の場合には、SプランBなど別の契約区分が適用される場合があります。また、料金単価は改定されることがあるため、契約時には適用日を確認してください。
実際の電気代は、基本料金、各段階の電力量料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、適用される割引などによって決まります。Looopでんきと比較する場合には、電力量料金だけではなく、これらを含めた総額を確認することが大切です。
おすすめポイント
電気料金の計算方法を把握しやすい
Sプランでは、使用電力量に応じて電力量料金の単価が段階的に設定されています。市場価格に応じて30分ごとに単価が変わるプランとは異なるため、時間帯ごとの単価を確認しながら電気を使うことが難しい家庭でも、料金を比較しやすい場合があります。
ただし、燃料費調整額などの変動要因があるため、毎月の請求額が完全に一定になるわけではありません。
車の利用状況に合わせて特典を活用できる
ガソリン車を利用する家庭では給油に関する特典、電気自動車を利用する家庭では充電に関する特典を検討できます。
電気料金だけでなく、車の維持費も家計の見直し対象にしている場合には、これらの特典を含めて比較するとよいでしょう。
オール電化住宅向けの選択肢がある
オール電化住宅に住んでいる場合、一般家庭向けのプランだけでなく、専用の料金プランも比較できます。設備の使い方や時間帯別の電気使用量を踏まえて検討することで、自宅に合ったプランを選びやすくなります。
キャンペーン・特典
記事作成時点で、idemitsuでんきでは新規契約者向けの入会特典が案内されています。
2026年4月1日から2027年3月31日までの期間に、対象となるSプラン、オール電化プラン、低圧電力プランへ申し込み、所定の条件を満たした場合、供給開始月から3か月後の電気料金が1か月分、最大3,000円割り引かれる内容です。
割引の適用には、対象期間内の申し込みに加え、割引対象月に電気料金が発生しており、請求時点で契約を継続していることなどの条件があります。対象月の電気料金が3,000円未満の場合は、その金額までの割引となり、差額の繰り越しや返金は行われないと案内されています。
また、出光カード会員向けの限定特典が案内される場合もあります。対象カードや適用条件は特典ごとに異なるため、カードを保有している方は条件を確認するとよいでしょう。
キャンペーンは変更や終了となる場合があるため、契約時には対象プラン、申し込み期間、供給開始時期、割引の適用条件を確認してください。
利用シーン
idemitsuでんきは、電気料金の計算方法を比較的把握しやすいプランを検討したい家庭や、車の利用に関連した特典も考慮したい家庭にとって、比較候補の一つとなります。
例えば、毎月の電気使用量をもとに料金を比較したい家庭では、段階制の電力量料金を基準に検討できます。また、日常的にガソリンを給油する家庭や、電気自動車を自宅で充電する家庭では、クルマ特割の適用条件も確認する価値があります。
一方、電気を使う時間帯を工夫することで料金を抑えたい家庭では、Looopでんきのような市場連動型プランとの違いを比較することが大切です。どちらが適しているかは、使用量、生活時間、料金変動への考え方などによって異なります。
まとめ
idemitsuでんきは、出光興産株式会社が提供する電力サービスです。Sプランでは使用電力量に応じた段階制の料金体系が採用され、車の利用状況に応じた特典やオール電化住宅向けのプランも用意されています。
一方、実際の電気料金には基本料金、電力量料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金などが関係します。特典を含めた総額と、通常時の料金体系を比較して判断することが重要です。
2-2. CDエナジー

出典:CDエナジー公式サイト
商品概要
CDエナジーは、株式会社CDエナジーダイレクトが提供する電気・ガスサービスです。家庭向けには、電気の使用量や生活スタイルに応じて選べる複数の料金プランが用意されています。
主な電気料金プランには、一人暮らしなど電気使用量が比較的少ない家庭向けの「シングルでんき」、2~3人暮らしなどに向けた「ベーシックでんき」、電気使用量が多い家庭向けの「ファミリーでんき」があります。このほか、オール電化住宅向けの「スマートでんき」なども提供されています。
LooopでんきのスマートタイムONEが電力市場の価格に連動する料金体系を採用しているのに対し、CDエナジーのベーシックでんきでは、基本料金と使用電力量に応じた段階制の電力量料金を組み合わせています。
また、CDエナジーでは電気とガスをまとめて契約できるプランも用意されています。東京電力エリアなど、対象地域で電気とガスを利用している家庭では、セット割引やポイントサービスも含めて検討できます。
特徴
1. 電気の使用量に合わせてプランを選べる
CDエナジーでは、家庭の電気使用量に応じて複数の料金プランから検討できます。
一人暮らしなど使用量が比較的少ない家庭にはシングルでんき、2~3人暮らしにはベーシックでんき、使用量が多い家庭にはファミリーでんきが用意されています。
例えば、月間の使用電力量が多い家庭では、ファミリーでんきの定額料金部分と、一定量を超えた分の従量料金を確認することで、自分の使用量に合うか検討できます。
ただし、世帯人数だけで最適なプランが決まるわけではありません。冷暖房の使用状況、給湯設備、在宅時間、季節ごとの使用量なども影響します。現在の電気料金明細を確認し、実際の使用量に近い条件で比較することが大切です。
2. 段階制の料金体系で比較しやすい
CDエナジーのベーシックでんきでは、使用電力量に応じて電力量料金の単価が段階的に設定されています。
東京電力エリアのベーシックでんきでは、2026年10月時点で案内されている料金単価は、最初の120kWhまでが1kWhあたり29.90円、121~300kWhまでが35.59円、301kWh以上が36.50円です。
これに基本料金が加わり、さらに燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金が反映されます。電力量料金の単価を確認しやすい一方、実際の請求額は使用量や調整額によって変わります。
なお、2026年11月の計量日以降は、託送料金の見直しに伴う料金改定が予定されています。東京電力エリアのベーシックでんきBでは、基本料金が10Aあたり276.90円から356.38円に改定される案内が出ています。電力量料金の単価は変更しないとされていますが、契約前には適用される時期と料金表を確認してください。
3. 電気とガスをまとめて契約できる
CDエナジーでは、対象エリアで電気とガスをまとめて契約できるプランが用意されています。
電気とガスを同じ事業者にまとめることで、料金の管理や支払いを整理しやすくなる場合があります。また、対象となる契約ではセット割引が適用されることもあります。
ただし、セット割引の対象となる料金項目や適用条件は、プランによって異なります。電気とガスをまとめる場合は、それぞれの料金と割引を確認し、現在の契約を別々に継続した場合と比較することが大切です。
4. ポイントサービスや独自の特典がある
CDエナジーでは、対象となる電気料金に応じたポイント還元や、特定の条件を満たした場合に受けられる特典が用意されています。
ポイントサービスを利用する場合は、対象となる料金や会員登録などの条件を確認する必要があります。ポイントの価値だけでなく、通常の電気料金や燃料費調整額なども含めて比較することが重要です。
料金
CDエナジーの料金は、契約するプランや契約容量、使用電力量などによって異なります。ここでは、東京電力エリアのベーシックでんきBを例に、2026年10月時点の料金体系を整理します。
| 料金項目 | 料金 |
|---|---|
| 基本料金(10A) | 276.90円/月 |
| 基本料金(30A) | 830.70円/月 |
| 基本料金(40A) | 1,107.60円/月 |
| 電力量料金(最初の120kWhまで) | 29.90円/kWh |
| 電力量料金(121~300kWh) | 35.59円/kWh |
| 電力量料金(301kWh以上) | 36.50円/kWh |
上記は、2026年10月時点で案内されている料金単価です。2026年11月の計量日以降は、基本料金の改定が予定されています。
また、実際の電気料金には燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算されます。燃料費調整額には上限が設定されていないため、燃料価格などの変動によって請求額が変わる可能性があります。
シングルでんきでは、対象となる契約について基本料金と電力量料金から月100円を割り引く仕組みが案内されています。ただし、電気の使用量が0kWhの場合は割引対象外となります。ファミリーでんきでは、300kWhまでの定額料金として月額10,085.20円が設定され、それを超える使用量については従量料金が適用されます。
これらの料金は東京電力エリアの例であり、契約プランや適用条件によって異なる場合があります。Looopでんきと比較する際には、基本料金、電力量料金、各種調整額、割引を含めた総額を確認しましょう。
おすすめポイント
家庭の電気使用量に合わせてプランを選びやすい
CDエナジーでは、電気の使用量や家庭の生活スタイルに応じた料金プランが用意されています。自分の家庭の使用量に近いプランを選ぶことで、料金体系を比較しやすくなります。
電気とガスの契約をまとめられる
対象地域で電気とガスを利用している家庭では、セット契約を検討できます。料金の管理をまとめたい方や、セット割引の適用条件に合う方にとって、比較する価値のある選択肢です。
ポイントや特典も含めて検討できる
対象となる料金プランや会員サービスを利用することで、ポイント還元などの特典を受けられる場合があります。ただし、ポイントを含めたメリットは、通常の料金や利用条件と合わせて判断することが大切です。
キャンペーン・特典
CDエナジーでは、ポイントサービスや電気・ガスのセット割引などが案内されています。
ベーシックでんきでは、対象となる契約について電気料金に応じたポイント還元が用意されています。また、対象のガスプランと電気プランを組み合わせた場合、電気の基本料金および電力量料金の一部にセット割引が適用されることがあります。
ただし、すべての料金プランが同じ条件で割引対象になるわけではありません。例えば、スマートでんきはガスセット割の対象外とされています。ガス契約の種類によっても適用条件が異なるため、契約前に確認することが重要です。
また、CDエナジーでは、料金プランの改定が実施される場合があります。キャンペーンやポイント制度についても内容が変更される可能性があるため、申し込み時点での適用条件を確認してください。
利用シーン
CDエナジーは、電気の使用量に合わせて料金プランを検討したい家庭や、電気とガスをまとめて管理したい家庭にとって、比較候補となるサービスです。
例えば、月間の電気使用量が多い家庭では、ファミリーでんきの料金体系を確認し、自分の使用量に合うか検討できます。電気とガスを同じ事業者で契約したい家庭では、セット割引の対象条件も判断材料になります。
一方、電気を使う時間帯によって料金単価が変わる仕組みを活用したい場合は、Looopでんきの市場連動型プランと比較することが重要です。時間帯を調整できるか、料金の変動をどの程度許容できるかなど、自分の家庭に合った観点から選びましょう。
まとめ
CDエナジーは、株式会社CDエナジーダイレクトが提供する電気・ガスサービスです。シングルでんき、ベーシックでんき、ファミリーでんきなど、家庭の電気使用量に応じて検討できる複数のプランが用意されています。
電気とガスのセット契約やポイントサービスも特徴ですが、適用される割引や特典はプランごとに異なります。また、料金改定によって基本料金などが変わる場合もあるため、契約時には最新の料金表と適用条件を確認しましょう。
3. Looopでんき・idemitsuでんき・CDエナジーの比較表
ここまで紹介した3つのサービスは、料金体系や割引制度、電気の使い方に対する考え方が異なります。サービス名だけで比較するのではなく、料金の計算方法や契約条件を同じ項目で確認しましょう。
| 比較項目 | Looopでんき | idemitsuでんき | CDエナジー |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社Looop | 出光興産株式会社 | 株式会社CDエナジーダイレクト |
| 主な家庭向けプラン | スマートタイムONE(電灯) | Sプラン、オール電化プラン | シングルでんき、ベーシックでんき、ファミリーでんきなど |
| 料金体系 | 市場価格に連動して電力量料金単価が30分ごとに変動 | 使用電力量に応じた段階制料金 | プランに応じた基本料金・電力量料金 |
| 料金を抑えるための考え方 | 単価が低い時間帯に電気を使う工夫 | 使用量に合うプランや特典を検討 | 使用量に合うプランやセット割引を検討 |
| 電気料金の変動要因 | 市場価格、使用量、制度対応費など | 使用量、燃料費調整額、契約条件など | 使用量、燃料費調整額、契約条件など |
| 特徴的なサービス | アプリなどで料金単価を確認できる | ガソリン車・電気自動車向けの特典 | 電気・ガスのセット契約やポイントサービス |
| 契約条件 | 公式案内では解約手数料0円、契約期間の制限なし | プランごとの契約条件を確認 | プランごとの契約条件を確認 |
| 主な注意点 | 市場価格が高い時間帯には料金が上昇する可能性 | エリアやプランによって料金が異なる | エリアやプラン、セット割の条件によって料金が異なる |
※料金体系や特典は記事作成時点で確認できる情報に基づく概要です。実際の契約条件や適用料金は、供給エリアや契約内容、料金改定によって変わる場合があります。
料金を比較するときに押さえたいポイント
3つのサービスを比較する際には、電力量料金の単価だけを並べて判断しないことが大切です。
Looopでんきでは、時間帯ごとの料金単価が変動するため、どの時間帯に電気を多く使うかが料金に影響します。idemitsuでんきやCDエナジーの段階制プランでは、月間の使用量や契約容量、各種調整額などを確認する必要があります。
例えば、月間使用量が同じ家庭でも、時間帯別の使用状況が異なればLooopでんきの電力量料金は変わる可能性があります。一方、段階制プランでは、使用量が各段階のどこに該当するかによって電力量料金が変わります。
そのため、比較する際には、次のような条件をそろえると判断しやすくなります。
- 同じ供給エリアを対象とする
- 同じ月間使用電力量を基準にする
- 契約容量や契約電力を確認する
- 燃料費調整額や制度対応費などを含める
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金を含める
- 割引やキャンペーンを適用する場合は、その条件を明確にする
- 1か月だけでなく、季節ごとの使用量も確認する
これらを踏まえて比較することで、広告に掲載されている一部の料金だけでは分からない違いを把握しやすくなります。
4. 自分に合う電力サービスの選び方
電力会社を選ぶときには、料金の安さだけでなく、料金の変動に対する考え方や、日常生活で実践できる工夫も判断材料になります。ここでは、家庭の状況に応じて比較する際のポイントを解説します。
4-1. 電気を使う時間帯を調整できるか
まず確認したいのは、家庭で電気を使う時間帯をどの程度調整できるかという点です。
LooopでんきのスマートタイムONEでは、料金単価が30分ごとに変わるため、単価が比較的低い時間帯に家電を使うことが料金を抑えるための工夫になります。
例えば、洗濯機や食洗機のタイマー機能を利用できる家庭では、使用時間を調整しやすい場合があります。電気自動車を自宅で充電している場合にも、充電時間を検討する余地があります。
一方、仕事や学校などの都合で家電を使う時間が決まっている家庭では、ピークシフトを取り入れにくい場合があります。そのような家庭では、段階制料金のプランも含めて比較するとよいでしょう。
4-2. 電気代の変動をどの程度許容できるか
電気料金の変動に対する考え方も重要です。
市場連動型プランでは、電力市場の価格によって電力量料金の単価が変わります。料金単価が低い時間帯を活用できる可能性がある一方、市場価格が上昇すると料金が高くなる可能性もあります。
そのため、料金の変動を把握しながら電気の使い方を工夫したい方には、市場連動型プランが検討候補になります。一方、毎月の家計管理において料金の予測しやすさを重視する方は、段階制料金のプランも比較しておくとよいでしょう。
ただし、段階制料金であっても、燃料費調整額などの変動によって請求額が変わることがあります。どの料金体系でも、料金が完全に一定になるとは限りません。
4-3. 家庭の電気使用量を把握する
電力会社を比較する前に、現在の電気使用量を確認しておきましょう。
月間の使用量が少ない家庭と、多くの電気を使用する家庭では、適した料金プランが異なる場合があります。また、夏や冬など、冷暖房の使用量が増える時期には、普段とは異なる料金体系の影響を受けることもあります。
可能であれば、直近1年間の電気料金明細を確認し、月ごとの使用量や請求額を整理することをおすすめします。1か月分の請求額だけで判断するよりも、季節による変化を含めて比較しやすくなります。
4-4. 電気とガスをまとめる必要があるか
電気とガスを同じ事業者で契約したい場合は、セット割引の有無や適用条件も確認しましょう。
LooopでんきのASP情報では、東京電力エリアを対象に、ガスとのセット契約による電気料金の割引が案内されています。ただし、対象エリアや契約条件が限られるため、利用できる地域かどうかを確認する必要があります。
CDエナジーでも、対象となる電気・ガスプランを組み合わせることでセット割引が適用される場合があります。
セット割引を比較する際には、割引額だけでなく、電気とガスそれぞれの基本料金や従量料金、調整額などを含めて総額を比較しましょう。セット割引があっても、必ずしも世帯全体の支出が少なくなるとは限りません。
4-5. 車に関する特典を利用できるか
車を所有している家庭では、電気料金以外の特典も比較材料になります。
idemitsuでんきでは、ガソリン車や電気自動車を利用する方に向けた特典が案内されています。対象条件を満たせば、給油や電気自動車の充電に関する割引を受けられる場合があります。
ただし、特典を受けるためには対象の契約や条件を満たす必要があります。普段の給油量や充電方法などを踏まえ、実際に利用できる特典かどうかを確認しましょう。
4-6. 解約条件や契約変更の手続きも確認する
料金プランを選ぶ際には、契約後に見直す場合の条件も確認しておきましょう。
LooopでんきのスマートタイムONEでは、公式案内上、解約手数料が0円で、契約期間の制限もないとされています。ただし、ほかのサービスではプランごとに契約条件が異なる場合があります。
また、電力会社を切り替える際には、現在の契約内容や次の契約先の手続き、供給開始までの流れなどを確認することが大切です。引っ越しを予定している場合は、新居の供給エリアや契約条件も含めて検討しましょう。
5. 電力会社を切り替える前に確認したい注意点
電力会社の切り替えは、毎月の電気代を見直す方法の一つです。ただし、料金プランによって計算方法や費用の構成が異なるため、契約前にいくつかのポイントを確認しておきましょう。
5-1. 電力量料金以外の費用も含めて比較する
電気料金は、電力量料金だけで決まるわけではありません。契約内容に応じた基本料金や制度対応費、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金などが関係します。
Looopでんきでは制度対応費などを含めて確認する必要があり、idemitsuでんきやCDエナジーでは基本料金や燃料費調整額などを確認する必要があります。
比較表に表示されている電力量料金の単価だけを見て判断すると、実際の請求額との間に差が生じる可能性があります。各社の料金表や料金シミュレーションを活用し、できるだけ同じ条件で総額を比較しましょう。
5-2. 料金シミュレーションの条件を確認する
料金シミュレーションは、電力会社を選ぶ際の参考になります。ただし、試算結果は入力した使用量や契約容量、適用される料金単価などを前提としているため、実際の請求額と一致するとは限りません。
例えば、過去の電気使用量を入力して試算する場合でも、Looopでんきのような市場連動型プランでは、時間帯別の使用状況や市場価格によって結果が変わる可能性があります。
シミュレーションを利用する際は、次の点を確認しましょう。
- 使用量の実績を入力できるか
- 契約容量や契約電力が適切に反映されているか
- 各種調整額や制度対応費が計算に含まれているか
- 割引やキャンペーンの適用条件が明示されているか
- 試算結果がどの期間の料金単価に基づいているか
試算結果だけで契約を決めるのではなく、料金体系の違いも理解したうえで判断することが大切です。
5-3. キャンペーン終了後の料金も確認する
新規契約者向けのキャンペーンや割引は、電力会社を選ぶ際の判断材料になります。ただし、特典が適用される期間と、通常の料金が適用される期間は分けて考える必要があります。
例えば、契約開始後の一定期間だけ割引を受けられる場合、その期間が終わった後は通常の料金体系に戻ることがあります。抽選による特典では、契約者全員が同じ割引を受けられるわけではありません。
キャンペーンの内容だけでなく、適用条件、対象期間、割引の対象となる料金項目などを確認し、特典がなくても納得できる料金プランかどうかを検討しましょう。
5-4. 契約変更に必要な手続きを確認する
電力会社を切り替える際には、現在の契約内容や切り替え先の手続きについて確認しておきましょう。
一般的に、切り替えには現在の契約情報や供給地点に関する情報などが必要になる場合があります。また、スマートメーターの設置状況などによって手続きの流れが異なることもあります。
現在の電力会社の契約条件や、切り替え先が案内する手続きの内容を確認し、必要な情報を準備してから申し込むと手続きを進めやすくなります。
5-5. 生活スタイルに無理のないプランを選ぶ
料金を抑えるために家電の使用時間を調整することは、一つの方法です。ただし、家族の生活時間や仕事の都合などを大きく変える必要がある場合は、長く続けることが難しくなる可能性があります。
Looopでんきのピークシフトを検討する場合は、タイマー機能を使える家電など、生活に影響しにくいものから始めるとよいでしょう。
一方、料金単価を確認することに負担を感じる場合や、決まった時間に多くの電気を使う必要がある場合には、段階制料金のプランも比較対象になります。節約のために生活の快適さを損なわないよう、自分の家庭に合う料金体系を選ぶことが大切です。
6. Looopでんきに関するよくある質問
Q1. Looopでんきに切り替えると電気代は安くなりますか?
Looopでんきに切り替えた場合に電気代が安くなるかどうかは、家庭の使用量、電気を使う時間帯、市場価格、契約条件などによって異なります。
スマートタイムONEは、料金単価が低い時間帯に電気を使うよう工夫することで、電力量料金を抑えられる可能性があります。一方、市場価格が高い時間帯に使用量が集中すると、料金が高くなる場合もあります。
契約前には、現在の電気料金明細を用いて料金シミュレーションを行い、料金の計算方法も含めて比較しましょう。
Q2. スマートタイムONEの料金単価はいつ変わりますか?
スマートタイムONEでは、電力市場の価格に連動して電力量料金の単価が30分ごとに変動します。
料金単価は、電力需要や供給状況などによって変わります。アプリやWEBサイトで単価を確認し、使用時間を調整できる家電について利用するタイミングを検討することができます。
ただし、特定の時間帯が常に安いとは限りません。実際の単価を確認しながら活用しましょう。
Q3. 市場連動型プランでは電気代が高くなることもありますか?
はい。市場価格が上昇した場合、電力量料金の単価が高くなる可能性があります。
料金単価が低い時間帯を活用できることは市場連動型プランの特徴ですが、価格が高い時間帯に多く電気を使う場合には、電気代が想定より高くなることも考えられます。
料金の変動を許容できるか、時間帯を調整できるかを踏まえて検討することが大切です。
Q4. Looopでんきに基本料金はありますか?
LooopでんきのスマートタイムONEでは、一般的な電気料金プランの基本料金とは異なる制度対応費が設定されています。
契約電力などに応じて費用が発生するため、電力量料金だけで請求額を判断することはできません。制度対応費や再生可能エネルギー発電促進賦課金などを含めて確認しましょう。
Q5. Looopでんきの解約手数料はいくらですか?
Looopでんきの公式案内では、スマートタイムONEの解約手数料は0円で、契約期間の制限もないとされています。
ただし、付随するサービスや個別の契約条件がある場合には、それぞれの内容を確認する必要があります。契約前に適用される約款や重要事項説明を確認しておきましょう。
Q6. idemitsuでんきとLooopでんきでは、料金の仕組みがどう違いますか?
LooopでんきのスマートタイムONEは、電力市場の価格に連動して電力量料金の単価が30分ごとに変動する料金プランです。
一方、idemitsuでんきのSプランは、使用電力量に応じて電力量料金の単価が段階的に設定されています。料金を抑えるための考え方も異なり、Looopでんきでは電気を使う時間帯の工夫、idemitsuでんきでは使用量に応じた料金体系や特典の確認が判断材料になります。
どちらが適しているかは、家庭の使用量や生活スタイルによって異なります。
Q7. CDエナジーはどのような家庭に向いていますか?
CDエナジーでは、シングルでんき、ベーシックでんき、ファミリーでんきなど、電気の使用量に応じたプランが用意されています。
また、対象エリアでは電気とガスをまとめて契約できるプランや、ポイントサービスも利用できます。使用量に合ったプランを選びたい方や、電気とガスの契約をまとめたい方は、比較候補として検討できます。
ただし、適したプランは世帯人数だけで決まるものではありません。実際の使用量や契約容量、割引の適用条件などを確認して判断しましょう。
Q8. 電気とガスをまとめると必ず安くなりますか?
必ず安くなるとは限りません。
セット割引が適用される場合でも、電気料金とガス料金の基本料金や従量料金、各種調整額などを含めた総額によって結果は異なります。
現在の契約を別々に継続した場合と、セット契約に切り替えた場合を比較し、割引を含めた年間の支出を確認すると判断しやすくなります。
Q9. 電力会社を切り替えると電気の品質は変わりますか?
電力会社を切り替えても、一般送配電事業者の送電網を通じて電気が供給される仕組みは基本的に変わりません。
ただし、契約するサービスによって料金体系や契約条件、問い合わせ窓口などは異なります。切り替えを検討する際には、電気の供給だけでなく、料金やサポート体制も確認しておきましょう。
Q10. 電力会社を選ぶときは何を比較すればよいですか?
料金体系、月間の使用量、契約容量、各種調整額、割引制度、契約条件などを比較することが大切です。
市場連動型プランでは、時間帯による料金単価の変動を理解する必要があります。段階制料金では、使用量に応じた単価や基本料金、調整額などを確認しましょう。
現在の電気料金明細を参考に、できるだけ同じ条件で試算し、自分の家庭に合ったサービスを検討することをおすすめします。
7. まとめ:Looopでんきは料金の仕組みと生活スタイルを踏まえて検討しよう
Looopでんきは、株式会社Looopが提供する電力サービスで、家庭向けのスマートタイムONEでは、電力市場の価格に連動して電力量料金の単価が30分ごとに変動します。
料金単価をアプリやWEBサイトで確認し、電気を使う時間帯を工夫できることが特徴です。洗濯機や食洗機など、使用時間を調整できる家電を活用すれば、ピークシフトによって電力量料金を抑えられる可能性があります。
一方、市場価格が高い時間帯に電気を多く使うと、電力量料金が高くなる可能性があります。契約を検討する際には、電気を使う時間帯を調整できるか、料金の変動をどの程度許容できるかを考えることが大切です。
今回比較した3つのサービスには、それぞれ異なる特徴があります。
- Looopでんき: 市場連動型の料金体系を採用し、料金単価を確認しながら電気の使用時間を工夫したい家庭にとって検討候補となるサービスです。
- idemitsuでんき: 使用電力量に応じた段階制の料金プランを提供し、ガソリン車や電気自動車向けの特典も用意しています。
- CDエナジー: 家庭の電気使用量に応じた複数の料金プランを提供し、対象エリアでは電気とガスのセット契約やポイントサービスも検討できます。
どのサービスが適しているかは、家庭の電気使用量、生活時間、契約容量、利用できる割引などによって異なります。広告に表示された料金やキャンペーンだけで判断するのではなく、通常時の料金体系や各種費用を含めて比較することが重要です。
電気代を見直す際には、まず現在の電気料金明細を確認し、月間の使用量や季節による変化を把握しましょう。そのうえで、各社の料金プランや契約条件を確認し、自分の家庭に合うサービスを検討することをおすすめします。
LooopでんきのスマートタイムONEに関心がある方は、料金の変動する仕組みや契約条件を理解したうえで、家庭の使用状況に合わせて検討してみてください。